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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


目覚まし時計が無くとも、毎朝決まって同じ時刻に目が覚める。

6時10分。

今日も昨日と同じ1日が始まる。



顔を洗い、簡単な化粧を済ます。

顎のラインで切り揃えた髪は、ただ“楽だから”という理由だけだ。



キッチンに立ち、昼食の弁当を作る。

高校時代からの習慣で、とくに面倒と思った事は無い。

トーストを焼き、インスタントコーヒーを飲みながら朝刊に目を通す。

いつも気になるのは天気予報くらいなものだ。



グレーのスーツに着替え、家を出る。

7時15分。

“職場”まではバスで40分。



亮太と別れて9ヶ月。

あの日から…私は毎日を惰性で生きている。






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