第10章 まばたき●

「…やっぱり、やめて下さい。」



ショーツ越しに私の秘部へと口付ける佐久間さんの頬を両手で包んだ。

自分から“舐めて”と言ったにも関わらず、あまりの羞恥心から拒んでしまった。

慌ててショーツの上から手で秘部を隠す。

しかし、そんな私の手を佐久間さんは優しく振りほどいた。



「…見せて。」



佐久間さんの甘いささやき。

一瞬にして顔が熱くなる。

ショーツをずらし、佐久間さんの指が秘部の突起を優しくつまんだ。



「…あっん。」



身体をのけ反らし、反応してしまった。

ねっとりとした愛液を絡ませ、佐久間さんの細長い指が膣内へと滑り込む。

秘部の突起を擦られながら、クチュクチュと音を立てる。

本当に佐久間さんは私の感じる部分を良く知っている。

乱れる胸の鼓動。

荒くなっていく息づかい。



「…んっ。」



大きく脚をヒクつかせながら、私の身体はすぐさま絶頂へと達した。