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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第10章 まばたき●






「へぇ~、その“先生”にCD借りたんだ?」

興味深そうに高杉さんはカレーを食べる手を止めた。



三人で食卓を囲む。

赤ワインを開け、カレーライスと簡単なマリネで乾杯をする。

話題はおのずとアイヴィーの事になった。

私がいつアイヴィーを知ったのか…高杉さんは気になるようだ。



「ドラマの主題歌…insomniaを聴いて素敵だと思ったんです。
そしたら、愛美先生がアイヴィーのファンで。」

「愛美先生って独身?」

「え?」

「今呼んでよ、愛美先生。」



そう冗談まじりに高杉さんは笑う。

もし、この場に愛美先生がいたら…嬉しさのあまり気絶してしまうかもしれない。

そんな事を思いながらカレーを口に運んだ。



「先生、今度ライブ来てよ。」

「…ライブですか?」

「そう。観た事ないでしょ?」

「はい。」

「最高の“ROCK SHOW”を観せるよ。」






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