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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


こうして彼女と昼休みを過ごすようになって数週間。

放課後の屋上での一時は無くなってしまったが、彼女とは以前よりも会話が増えたと思う。

それはきっと愛美先生のお陰だ。

いつも愛美先生は私達に会話のきっかけを与えてくれていた。



「愛美先生は?トイレ?」

「うん。すぐ戻って来るよ。」

「ねぇ、先生。
好きな人とはどうなったの?」

「え?」

「この前言ってたじゃん。好きな人がいるって。」



彼女の言葉に、思わずコーヒーを吹き出しそうになってしまった。

何て勘が良いのだろう。

今朝の出来事に顔がゆるんでいただろうか…。

確かに彼女には佐久間さんの事を打ち明けたが、さすがに今朝の出来事を生徒に話す事は出来ない。



それでも、彼女は興味深いといった表情で私を見つめている。

…彼女とさらに打ち解けるチャンスなのだろうか?

いや、添い寝をし、手を繋いだなど生徒に言える訳がない。




どうにかして話をはぐらかさねば。

そう思ったその時だった。






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