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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第5章 条件


スーツのポケットから携帯電話を取り出そうとした瞬間、コンコンコンとドアをノックする音がした。

「はい。どうぞ。」

「…失礼します。」

昼休みの保健室。

ドアを開け、現れたのは小松加奈だ。



「愛美先生は?」

「お手洗い。」

「ふーん。」



彼女は菓子パンと牛乳を片手に、ベッドへと腰掛ける。

テーブルと椅子があるのだから、そこで食べるよう注意したのだが、彼女は「ここの方が落ち着くから。」と言う事を聞かなかった。

昨日から、彼女にはこうして保健室で昼休みを過ごしてもらっている。



彼女から“いじめ”の被害を打ち明けられ、私なりに考えた事だ。



クラスで孤立している彼女にとっては、昼休みはとても苦痛な時間だろう。

理由は違えど、私も高校時代の昼休みはいつも一人だった。

騒音のような笑い声の中、一人で昼ご飯を食べる居心地の悪さは私も経験している。



「保健室で先生と昼ごはんなんて、笑われるじゃん。」と彼女は言ったが、笑いたい奴には笑わせておけばいい。

嫌いな奴とは極力同じ空間に居る事を避けるべきだ。






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