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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


「先生にさ、お願いがあるんだけど…。」

「何ですか?」

「目玉焼きが食べたいな。」

「いいですよ。作っておきますね。」

「ありがとう。」



嬉しそうに笑いながら、佐久間さんは脱衣室のドアを閉めた。

こうして一晩を共に過ごし、遅めの朝食のメニューの話をする。

まるで恋人同士であるかのようだ。

しかし、私達の関係は恋人などではない。

会うのは3回目。

食事をするだけの関係。



冷蔵庫から卵を取り出す。

佐久間さんのリクエスト通り、目玉焼きを作る。

トーストを焼き、コーヒーを落とした。



心はどこか浮き立っていた。

料理をしながらも、佐久間さんの顔が頭から離れず、胸は苦しくなる。

バスルームからはわずかにシャワーの音が聞こえていた。

こんな事は初めてだ。



2019年11月30日

私は自分の心に芽生え初めた感情が一体何なのか分からず、ひたすら自問自答を続けた。






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