第5章 星の島
ゾロside
コハルが船に帰ってきた時、初めは誰かわからなかった。だが、栗毛の長い髪と男勝りな口調でやっとコハルだってわかった。
ウ「見た目が変わると印象も変わるもんだな〜」
ウソップの言う通りだ。前は下手したら男って間違うような格好をしていた。けど今は前よりも綺麗になったっつーか、コハルを直視できなくなってる自分がいる…。
すると、コハルが俺の方に来た。
『……』
ゾ「な、なんだよ」
『…何故そうやって目をそらすんだ?』
ゾ「いや…別に大した事じゃねぇよ」
『やっぱり似合ってなかったか…』
ゾ「それは違う。ちゃんと似合ってるよその服。」
コハルと目を合わせようとしたがやっぱりできなかった。
『どうした?顔が赤いぞ?…熱でもあるのか?』
ゾ「!!?!」
コハルは俺の頭に手を置いて鼻が触れるか触れないか分からない程近くまで寄ってきた。
ゾ「バカ!お前近けぇよ!!///」
『うわっ』
俺はコハルの頭を乱暴に撫でた。ここで初めてコハルが鈍感だと知った。
サ「おい!コハルちゃんに向かってバカとはなんだバカとは!」
ゾ「いちいちうるせぇなグルグル眉毛!」
ゾロはサンジとの喧嘩が終わった後で寝ようとしたがなかなか寝る事はできなかった。