第3章 仲間
ル「はぁ…はぁ……」
ルフィはマークスとの戦いの末勝利した。が、ルフィには達成感よりも、罪悪感の方が大きかった。
ルフィがふと目を落とした先には光るものがあり、それに手を伸ばした。
ル「…はぁ…はぁ……これ……」
ナ「ルフィ!」
どうやら部下達の相手も終わったようだ。
『ルフィ…大丈夫か?』
ル「……」
『どうした?倒したんじゃないのか?』
ル「…悪りぃコハル…………」
『…っ……!』
先程ルフィが手にしたものは銀色のペンダント。ペンダントの中に家族で笑っている写真が入っている。1番小さく写ってるのは…
『….これ…私だ……』
ル「これしか取り戻せなかった…」
『……ルフィ…』
コハルはペンダントを握りしめた。
『…そりゃ3年間も人質返さないなんておかしな話だな……もうちょっと頭を使えば良かったよ…』
ル「…ごめ『ありがとう。これだけあれば私は幸せ。だから謝らないでくれ』
謝ろうとしたルフィの言葉を遮りコハルは笑顔でこう言った。
コハルの長いような短いような戦いは終わりを告げた。
バロナ島出航当日__
ル「おーーい!コハルーー!早く来いよー!」
『ごめん、遅れた』
ナ「風向き良し…波も問題なしっと……さてとコハルも乗った事だし早く指示出して船長!」
ル「そうだな……お前ら!出航だーー!」
「「「「『おう!』」」」」