第3章 仲間
ルフィvsマークス side
ルフィは怒っていた。自分の幼馴染を3年間も苦しませたマークスの事を。マークスの後を追うと地下室に着いた。地下室には見た目は何もないが、なぜか血の臭いが染み付いていた。
マークス「ここがどこかわかるか?麦わら」
ル「知らねぇ」
マークス「ここは拷問部屋だった。3年前まではな」
3年前。それはコハルを手下にした時と一致していた。
ル「それがどうした」
マークス「コハルは優秀だった。私が今まで見たものよりも殺しの技術がずば抜けて良かった。だが、コハルは私の部下になる事を拒んだ。だからコハルに人質を取って脅した。そしたらすんなり私の物になってくれたんだ。だが、今その人質がいないのは…なぜだと思う?」
ル「……!」
マークス「少し考えたらわかる事だろう」
この瞬間、ルフィの嫌な予感が的中した。ルフィは先程以上に怒っていた。
ル「お前…コハルは物じゃないんだぞ…お前の所有物じゃねぇんだぞ!!!」
マークス「欲しい物を手に入れるにはなんだってする。人の本質だろう?私の何が間違っているというのだ」
ル「コハルを何だと思ってるんだ!」
マークス「商品」
その言葉でルフィを抑えていたものがプツンと切れた。
ル「お前をぶっ飛ばす!」
マークス「フハハハハハハ!やれるものならやってみろ麦わらぁ!」