第18章 大好きな職場。
「由架が続けたいと思うなら続ければいいと思うよ。」
その言葉に安心した。
あの職場に移動になったときまでは仕事は全然好きじゃなくて、自分が生活していくためにお金を稼ぐためとしか思ってた。
けれど、それはいつのまにか自分の好きなことに変わった。
「…仕事辞めたくないんだけどやめなきゃいけないのかなとか…まわりに言われたりして思っちゃって…」
私がそう言うと彼は私にいった。
「回りがどう言おうが、俺はお前の好きにすればいいと思ってる。俺がお前から自由を奪う理由はない。」
彼のその言葉に安心したのか自然と涙がでた。
すると彼は私にティッシュを差し出す。
そして彼はもう一言いった。
「それに、俺はまだお前と仕事したいって思ってる。」
そういわれ、私はあの職場に必要とされてるんだって思った。
それも嬉しくて、これからも頑張っていこうって思った。