第1章 初恋はピュアじゃない
「あんまり煽んなよ…。」
吐息混じりの兄の声は
私の残った理性を全てふっとばした。
「もう入れてもいい?」
兄のその問いかけに、
私は小さくコクリと頷いた。
兄の熱をもったものが
優しく私の秘部に触れる。
「あっ、あぁっ…!」
ゆっくりゆっくりと
私の奥へと入っていくのが
たまらなく感じる。
兄はそのまま奥まで入れると
クスッと微笑んで、
「ねー、入っちゃったよ?入れておしまい?」
いたずらな質問をしてくる。
動かして欲しくて、
もっと奥まで突き上げて欲しくて、
意識していないのに腰が揺れる。
「いやっ…意地悪しないでぇ…っ。」
いじらしくて、気持ち良くて、
何がなんだか分からなくなってしまった。
頭が真っ白になってしまって、
生理的にこぼれた涙で視界が歪む。
「動いて…、奥までついてっ!」
気がついた時にはもう声を上げていた。
「ちゃんと言えて偉いね、ほらご褒美だよ。」
そう言って兄は奥まで一気に突き上げた。
さんざん焦らされていた私の限界は
とても近く、兄も同様だった。
少し動いたあと、
「あっ…イッちゃう…あっ…あぁっ!」
ほぼ同時に2人とも絶頂を迎えた。
それが兄との関係の始まりだった。