第7章 報告連絡…相談。
エレベーターに乗り込む。
二宮「…ねえ。」
「はい。」
二宮「この前言ったこと、
覚えてる?」
いやだ、この話。
「…なんですか?」
二宮「俺、のこと
好きよ?前からずっと。」
「それは、人のもの、だから?」
ジリジリと詰め寄る二宮さん。
その時、エレベーターが
目的地で止まりドアが開いた。
「…お酒はダメですけど、
食事していきますか?」
二宮「…ふっ。強いね、ちゃん。」
ここで負けちゃいけない。
二宮さんの目が怖かった。
私は鍵を使って家に入る。
家の主人の雅紀はまだ帰っていなかった。