• テキストサイズ

kitty story【気象系】

第3章 第3話


『凄い…』

オジサン『テメェ馬鹿か!ガキのクセにカラスにケンカ売って勝てるわけねーだろ!!』

『ご…ごめんなさい…』

…オジサンに思いきり怒られちゃった…

オジサン『…で?お前がカラスから守ろうとしてたのはあの魚か?』

『え?あー!?』

オジサンに言われて見ると、僕が取った魚三匹のうち二匹はカラスが食べたみたいでほとんど残ってなく、残り一匹もつついた跡があった

『…せっかくオジサンにあげようと思ったのに…』

オジサン『あー?俺にだと?』

『…僕ずっとオジサンに助けてもらってるからお礼がしたくて…オジサンの好きな魚を取ってたの…』

オジサン『まさか…それで川に落ちたのか?』

『…うん…もっとイッパイ取りたくて…』

オジサン『…この大馬鹿野郎!』

『ひやっ!』

…今までで一番怒られちゃった…

オジサン『お前見たいなガキにお礼される程、俺は世話なんかしてねー!!思い上がるな!!』

『ごめんなさい…』

オジサン『…だが、お前の気持ちはありがたく受け取ってやる…』

『え?』

そう言ってオジサンは残りの魚を持って行ってくれた

『あ、ありがとうオジサン!』

えへへ。初めてお礼言われちゃった♪

/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp