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夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第1章 呉越同舟


3人からの視線を感じると慌てる翔くん。

「え、あ、もう過去の事だろ…」

気まずそうに視線を下げる。

「まあ、過去と言えば過去ですけど、ねぇ?」

「今話してるのは好みの話だしな?」

「ほら、もうその辺にしてケーキ食べよ」

リーダーが助け舟を出すけどこの場合は逆効果。

「いいですよねぇ~、現在進行形の人は」

「だよなぁ~、何だかんだでいつも美味しいとこ持ってくしぃ~」

「なんだよ、別に横取りした訳じゃないだろ?」

「そうなんですけどぉ~、あなたがとっとと翔さんの事好きな気持ちに気づいてればこんなことは起きなかったのでは?」

「ほんとずりぃよなぁ、翔くんはず~っとリーダーのこと好きだったのにさぁ、ぜ~ん然気がついてあげなかったくせに…」

「翔ちゃん優しいから告白すると押しに負けて付き合ってくれたけどさ、気持ちが大ちゃんにあったからみんなすぐ別れちゃったもんねぇ」

「だって大野さんの事諦めないんだもん翔さん…」

「まあ、俺たちもそれを承知で付き合って貰ったし…誰かは諦めさせるかと思ったのになぁ…」

「翔さんの粘り勝ちですよねぇ」

「ほんとだよなぁ」
 
「ねぇねぇ、みんなは翔ちゃんと付き合ってた時、上だった?下だった?」

「ぶっ!なに言ってんだよ!相葉くん!」

翔くんが飲んでたコーヒーを吹き出した。
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