• テキストサイズ

<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第19章 権謀の月  ― 光秀 ―


おまえを守りたい。

だからこそ。

俺はおまえに形ある幸せを贈りたい。

俺が愛した証を贈りたい。

たとえ俺は地の底に落ちても。



いつから願うようになったのか。

一人のおんなの幸せを。

いつから愛するようになったのか。

舞、おまえの全てを望むようになったのは。



おまえのまっすぐな想いが温かくて愛おしく。

おまえの事を狂おしく求めたい。

今だけ、許してくれ。

赤く染まる満月が俺を狂わせる。

こんな想いは二度と求めぬ。

舞。

おまえを想いながら。

俺は自分自身を狂った月の中、快楽へ導く-


<終>
/ 944ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp