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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第3章 ピアノレッスン~イケヴァン・モーツァルト~ 情熱編




ウィスタリアに戻ると、不在中に溜まった書類や公務に追われ、また忙しい日々が始まった。

公務の合い間や休憩時間になると、私はピアノに向かった。

モー君を想いながら。

次に逢う日を指折り数えながら………。





楽譜に書かれている旋律を指でなぞる。

美しく並ぶ音符達が、繊細で優雅な物語を刻んでいる―――。



―――と、別れ際のモー君の言葉が思い浮かんでくる。



『楽譜、完成したら送る。だから、今度は、マインがプリモを弾いて。また、君と弾きたい』



そうして、私達は、約束のキスを交わした―――。







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