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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第7章 私立リアリン学園!予鈴




「ですので、急きょ代わりの教師を探しておりましたところ、こちらに優秀で熱心な臨時講師の方がいると伺いましたもので」



「それが、私ってことですか?」



「失礼とは思いましたが、貴女のことを少々調べさせていただきました」



………調べた?

じゃ、メイドってのも知ってるって事?

いやいやいや、メイドカフェのバイトは決して怪しくないし。

普通のカフェの店員なんだから。

知られたって、全然平気だけど………。



「大学在学中の成績も素晴らしく、遅刻欠席もなし。こちらのゼミでは、生徒にも教え方が良いと評判ですし、人柄も申し分ありませんね」



「………ありがとうございます」



そんなに誉められるなんて………。

頑張ってて良かったあ。

私は嬉しくなって口元が綻ぶ。



「夏期講習期間のみの臨時講師とのことですが、それ以降は、お決まりなのでしょうか?」



「いえ、何も」



「では、この話………」



「もちろんお受けします!よろしくお願いします!」



私は、もう夢中で。

じっとしていられなくなり、勢いつけて立ち上がり、ジル教頭に深々と頭を下げる。



―――顔を上げると。


座っていたはずのジル教頭もいつのまにかその場に立っていて、微笑みを浮かべている。



「頼もしいですね。期待しておりますよ。では、こちらこそよろしくお願いしますね、マイン先生」







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