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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第5章 私立リアリン学園!序章




「と、とにかく、今は恋愛とか考えてないから!」

「そうなの?ま、レオナルドさんは、マインにはちょっと大人過ぎるかもねえ。経験豊富そうだもんな。泣かされそ」

結衣は、ビールをクイクイと飲みながら笑う。

「………」

「でも、だからってアイドル君じゃ子ども過ぎるし………ちょっとぉ、マイン。他に誰かいないのお?」

「………だからさ、私は今、恋愛どころじゃないってば。今のとこ夏期講習終わっちゃったら、なんもないし」

「ゼミから、引き続き講師お願いされたりとかないの?」

「そうだといいんだけど………」

実は、私も少しそれを期待している。

自分で言うのもなんんだけど、よく頑張ってるし、生徒や他の講師の方からも評判がいい。

私は、あのゼミには必要な存在になっている………はず。

そう。

今は、男の人に必要とされるよりも、仕事で私自身を評価されたい―――。



バイトにメイドカフェを選んだのは、教職に就いたらできないような仕事がしたかったからだ。

お堅い教師になるまでの、つなぎとして。

それなのに、私はいつのまにかつなぎが本職になってしまっていて………。



―――なぜ、もっと早く気づけなかったんだろう。

最初から、まっすぐ教職に向かっていけばよかったのに………。



この、講師としての地位を守りたい。

臨時、ではなくて。


だって。

私は、やっぱり、先生になりたいんだもん!!








※次ページより、情熱編<R18>となります


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