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ハル

第4章 其れから、。後半R-18


「あのお、ここって、俗に言うスイートですかね。」
相当ビックリしてて口が空いたままになってたんだと思う。
「あぁ。びっくりするよな。ここは俺の爺さんの定宿なんだわ。ずっとキープしてある部屋だから、いつでも使えって言われてるんだよ。今日は爺さん海外に行ってるから大丈夫だし。さっきの寿司屋もbarもここも全部爺さん持ちだから心配すんな。」
道理で、サインだけで済ませてるはずだわ!
って爺様がスポンサーかよ!奴は何者?ボンボンか?
何だかなぁ。このパターンって散々女連れ込んだんだろうなぁ。どうりで落ち着いてると思ったわ。私も、連れ込まれた内の1人になるんだぁ。
はぁ。凹むわ。

「あのさぁ。いつも女連れ込んでるとか思ってるだろ。ココに連れ込んだのは一葉が初めてだしな。だいたい、下手な事したら爺さんに筒抜けだぜ。馬鹿かお前は!」
まぁ、確かに筒抜けだよね。じゃぁ、私が特別って事?なぁんだちょっと嬉しい。でへへ。

足も気になるし、とりあえずソファーに座った。靴を脱いで足を確かめようと姿勢を変えた瞬間、横にいた崇史に押し倒される。
「あぁ、もう無理。我慢できないわ。」
詰め寄る彼の胸を押し返す。
「あの、その前にお話があります。良いでしょうか?」
「はぁぁ。俺今なんて言ったか聞いてなかったのかよ。今すぐしたいんだよ。」
「だから、先に話しんてんじゃ無い!あのね。私男の人とそういう事した事ないんだってば!」
「、、、、、、、、、。」
長いため息を吐く。
「知ってる。つーかなんとなく分かった。」
えーーーーーーーーーーー!!!!!!!
「ガード固すぎるんだよ、その手の話題振ると絶対避けるし。バレバレなんだよ。」
「ごめん。だから無理かも知んない。さすがに怖いんだって。」急に弱気になる私。
はぁぁー。
「そんな顔すんなって、分かったから。とりあえず風呂入ってこい。俺はあっちで入るから。あ、下着つけんなよ。どうせ脱ぐんだからな。」臆面もなくそんな事を言い放ってバスルームに消えて行く。
さすがスイート。バスルームが二つある。彼はベットに近い方、私はメインバスルームに行く。
正直、男性経験ないってどうなんだろう?崇史はどう思ってんだろう。わからない。
とりあえず風呂入って綺麗にしてから、バスローブを着る。ホテルのバスローブふわふわで気持ちい。
さすがに、緊張してるわぁ。
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