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懲りない誕生日

第3章 夜這い








エルヴィンは額から汗を流しゴクリと喉を鳴らすと真意を探るべく、
ナナシに問いかける。


「ナナシ・・・これは私のシャツだね?」

「・・・・・・」


ナナシは顔を真っ赤に染めながら視線を逸した。
・・・それが答えだ。


エルヴィンの興奮は最高潮に達し、弄っていた手をシャツの中に
突っ込んだが、剥き出しの太腿からお尻に触れようとした瞬間、
ナナシが激しい抵抗を見せた為、再度一時中断する。


「や、やはり・・・これは、その・・・個人的に恥ずかしいし、
少し着替えてくるから待っていて欲しいというか・・・」

「何故?彼シャツを着たナナシはとても可愛らしいよ?」

「・・・いや・・・・そっちじゃなく・・・・・」


恥ずかしそうに目を伏せたナナシを怪訝に思ったが、
それで弄る手を止められる程大人ではなかったエルヴィンは
迷うこと無く、お尻に触った。

が、またある事に気づき硬直し、
エルヴィンは驚愕の目でナナシを見遣る。


「・・・ナナシ、今君は何を穿いている・・・?」

「・・・・・・」

「答えたくないなら、それでも構わないが、
引っ張らせてもらうよ?」

「きゃうんっ!」


エルヴィンがソレを引っ張った事により、
着用しているナナシの下半身が食い込んで擦れたらしく、
可愛らしい悲鳴を上げられた。




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