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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第9章 合コン編(原作沿い)






「……………………。」


「…………………………。」


「……………………………………………。」


え、え、なんで誰も何も喋らないの!?

席座ってから誰も一言も話さないんだけどこれ
どういうことですか!!?


隣に座る銀時を見ても何も反応はない。
それどころか汗をだらだら出して
押し黙っている。

(銀時、俺、ご飯食べたい。お腹空いた。)

隣にいる銀時に目で合図するも、
思い切り首を振られる。

(アホか!…いいか、澪。喋れるなら
自己紹介とか切り出せ。
いや、切り出してくれ頼む!!)

銀時の眼光が鋭く俺を突き刺す。

(自己紹介?なんで?みんな知り合いじゃん。)

俺が首を傾げると銀時は俺から目をそらした。

(そうだけどよ…まぁ、一応
やっといた方がいいだろフツー。)

(そうなのか。『合コン』は奥が深いんだな)

俺が感心していると、隣から声がした。


「すまない。ちょっと伺いたい事がある。」


(あれ、小太郎だ!)

(ヅラ!もう自己紹介でもなんでもいいから
切り出してくれ!!)

しかし、小太郎は浮かない顔をしている。

「俺は一体誰なんだ?」

(自己紹介どころか自分の存在を
問いただしたぞォォオオ!!!)

隣にいたエリザベスがプラカードを見せる。

『さっき馬に踏まれてたんで多分その時』


「あ、それうちの馬だ…。」

そういえば着く直前に何かを蹴った気がしたが
小太郎だったのか。

ぼそりと呟いてハッとする。
周りを見てから喋らなければ行けない場だと
言うことを忘れていた。

女の子達を見ると、俺の事を何も気にせず、
みんな隣同士の子と喋りながら
料理をつついている。


なんだ、もう食べてもいいのか。


俺も箸に手をつけ始めた。




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