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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第3章 過去編






「もしあれだったら俺の所に来てもいいぞ。
もう1度、俺と共に立ち上がらないか。」

人差し指を立てて、キリッと
今日一番のキメ顔で俺を攘夷志士に
誘う小太郎。
こうやって良く見ると、小太郎って
カッコイイよね。


「ははは、天人も幕府も
そんなに好きじゃないけどなぁ。
憎むほどではないよ。」

戦争の事もあって、天人が完璧に
受け入れられるかと言われれば、嘘になる。

でも、全ての天人が悪い人というわけないし
天人達が来てから俺達の生活もがらりと
変わった。経済や身の回りは一気に発展したし
宇宙に行くことも夢ではなくなった。

だから、攘夷志士になる気はない。


「ふむ。そうか。澪は大方攘夷に賛成と。」


「おいヅラ、今の澪の話聞いてたか。
やんわり断ってんぞ、あれ。」

よし!とガッツポーズを決める小太郎に
ビシッと突っ込む銀時。
しかし小太郎の暴走は止まらない。

「澪が入れば銀時も付いてくるし、
一石二鳥だな。」

「なんで俺まで入ることになってんだ。
俺は嫌だっつってんだろうが。」

一石二鳥って事は俺と銀時は
鳥なのだろうか。小太郎に石を投げられて
撃ち落とされてしまうのだろうか。
それって、かなり、痛いよね。鳥さん。

「銀時?俺達鳥さんになったの?
撃ち落とされちゃうの?俺。」

「あー澪、例えだ。鳥じゃないから安心しろ」


「分かった!鳥じゃないならきっと怪獣か!」

「はぁ?なんで怪獣…」

「おお!澪やる気だな。怪獣のように
攘夷志士として猛威を振るってくれ!」

「いくよ銀時ーがおーーー!」

「ギャーやられるーって
なんで俺なんだよ澪!」

「違うぞ澪!天人を襲うのだ!
ついでに幕府の犬もぶちかませ!!」

「小太郎もやっちゃえー!がおーーー!」

「いだだだだだっ!窮鼠猫を噛む!
いや!この場合怪獣だから
えっと…なんて言えば……」

「窮鼠怪獣を噛むー!!って、銀時?
どうしたの?なんで黙ってるの??」


「………いやお前ら2人ツッコミ
きれねぇからぁぁあああ!!!」



銀時の悲鳴に近いツッコミが
部屋に響いた。
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