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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第16章 ドライバー編(原作沿い)




「派遣忍者は時給制です。
俺ずっとここに寝泊まりして
局長やってて。その上徹夜も多かったので
それを換算すると、
今月の給料が凄いことに
なってるんですよ。」


「ウン十万じゃねぇか!!」

その言葉に近藤さんの書類を盗み見る。
合計金額がすげぇことになっていた。


「ゲッ!!こ、こんな金どっから出すんだ…」

頭の中でやりくりするものの
全く財源が思い浮かばねェ。



「そこで、なんですが。
差し支えなければ給料が上がった分
少しお休みを頂きたいと思いまして。
俺がしばらくいなかった方が
真選組も元の姿を取り戻しやすいと
思いますし。」



「あ、あぁ…そうだな。そうしよう。
とにかく、この金額はヤバい。
少しでも下げねぇと。」


俺が頷くと、神崎も笑った。

「はぁ…良かった。
では、お願いしますね。
俺もう帰るんで。」

「はぁ!?と、とりあえず引き継ぎとか…」

「退に全部伝えてあります。
とにかく、少しでも下げなきゃ
いけないんじゃなかったんですか?」


「それはそうだが………。」

俺がボソボソと呟くと
近藤さんもにやりと笑う。

「そうだな!慣れない仕事ばかり
押し付けてすまんかった!
しばらくゆっくり休んでくれ!!」

「はい、じゃあお疲れさまでした。」


「オイ近藤さん…!」

神崎を止める暇もなく、
スタスタと客間を出ていく。



直後、外から……

『た、大変だ!神崎局長が
局長の座を降りるらしいぞ!!』

『ぎゃああああ嘘だああああ!
俺達の天使があああああ!!!』


……と悲鳴が聞こえたの
気のせいだと思いたい。















「今日で俺、局長辞めるから。」


そう言うと屯所内は悲鳴と嗚咽に包まれるが
そんなの俺には関係ない。


久しぶりに仕事から開放され、
屯所を出る。


「あーやっと自由になった!
もう東城に愚痴り倒してやろーっと!
あ、あと銀時にも愚痴って、
居酒屋おごってもらわなきゃ。」

後ろから響く男達の叫び声を無視して
スキップで若の待つ柳生家に向かった。




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