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Dearest〜最愛の君へ〜
第3章 新しい日常
「ドライブ、か・・・・・・」
ひとりになった電車内で、リオは困ったように微笑んだ。
そして、先程まで彼が座っていた席を見つめる。
ーーーガララッ
「分かっていると思いますけれど」
隣の車両とを繋ぐ連絡通路の扉が開く音と、耳障りな声がする。
「彼と親密になって、お互いの関係が向上する事はありませんよ。あまり深く関わらないことですね、彼のためにも」
淡々とした男の声。
リオは声の主を見ることなく、
目線を、自身の膝元に落とした。
「・・・わかっています」
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