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イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18

第43章 魔王な部長の溺愛(現パロ・信長)




織田部長がのデスクにコトッと置いたのは、アイスカフェオレだった。
がカップから視線を上げると、織田部長はさっさと離れて行ってしまった。
離れる時、ほんの一瞬だけ見えた口元が笑みを浮かべていたように見えて、は胸を高鳴らせてしまう。


「あ、ありがとうございます!」


急いでお礼の言葉を口にするけれど、それが織田部長にちゃんと届いたかは分からなかった。


(~~っ!あぁ~もうっ!最近気付いちゃったんだよね、部長が実は優しいってこと……)


苦しい位に胸が締め付けられる。
はジタバタしたいような気持ちを必死に抑えつつ、織田部長が差し入れてくれたカフェオレを一口飲んだ。

ほんのり甘くて優しい味が口の中に広がり、それがまるで織田部長自身のように思える。


(最初はなんて冷たい部長なんだろうって思ったけど。本当は優しいんだって気付いてから、ドキドキしっぱなし。う~胸が苦しいよう)

そう想いつつ、はアイスカフェオレを半分くらいまでグィッと喉に流し込み、キッ!とパソコン画面を睨んだ。
そうして、苦しい位の甘い想いを、仕事へとぶつけたのだった。


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