第2章 その弐〈豊臣秀吉/艶有〉
(……何が綺麗にしてやる、だ。汚しているのは、俺なんじゃないのか?それに……信長様に対して、こんな気持ちを抱くなんて……どうかしてるっ)
絶対の忠義を尽くし、命すらも捧げると誓った主君。
それなのに、今秀吉が抱いている感情は、忠義とは程遠い。
愛しい女の躰を弄られて、それをみすみす止める事も出来ず……
あんなにも感じさせられたは、信長に対してどんな気持ちを持っているのか―――……
焦り、怒り、嫉妬。
「秀吉さん?待っ……だめぇ…っ!」
「……くっ……!」
「ひゃあああんっ」
秀吉の複雑な胸の内が、行為にも表れてしまい、突然の強い快感にの躰が大きく仰け反った。
それと同時に、足に力が入らなくなり、その場で崩れてしまいそうになる。
「やっぱり……あれだけ濡れてたら、すんなり中に入っちまったな……っ!」
「らめっ……立って、られな……っ!」
「……気持ち良すぎて、足に力が入らないのか?ほら、ここ……好きなんだろ?」
「ひぁっ!?そこ……っ……ぐりぐりしちゃっ……!」
秀吉の熱く、硬くなった欲望が、の中のイイ所ばかりをぐりぐりと刺激する。
躰を撫でていた手は、の柔らかな胸の先端を弄くり回し、 もう片方の手では秘部の蕾を優しく擦り続ける。