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I cannot part with you

第13章 初デート?


金曜日・・・学校が終わった私は自宅で待機中だった


今日は待ちに待った外食の日


ハルさんからの連絡が来たら出掛ける・・・・・


でもせっかくだからお洒落したくて


クローゼットを開けて服を選んだ


私のクローゼットにはお姉ちゃんのお下がりの服が


いっぱい入っている


どれも大人なお姉ちゃんに似合うお洒落な服ばかりで


私には似合わないものばかりの気がする・・・・


それでも買いに行く事は出来ないから


中でも控えめなパステルブルーのキャミワンピースに


白いカーディガンを羽織り


髪型をハーフアップにして


出かける準備が整った


さすがお姉ちゃん。お洒落に抜かりがないw


学んでおいてよかったwこのハーフアップw


準備が出来た私はハルさんの連絡を待たずに家を出た


(会社まで迎えに行ってビックリさせちゃおうw)


そんなことを考えながら普段あんまり履かないヒールで


駅に向かったのだった


電車に乗っていると


周辺の目線がこっちを見ているような気がして


怖かった・・・・・


(え?私どこか変なのかな?ちゃんと鏡見てきたのに・・・)


たった3駅の距離がすごく長く感じた


少し外が暗くなった電車の窓には自分の姿が映っていた


大人を意識した自分が・・・なんだか恥ずかしかった


ハルさんの横を歩くのに子供の自分じゃ


ダメな気がしたから


そしてハルさんの会社の最寄り駅について


会社の方に向かう


履き慣れていないヒールの所為か歩幅も


自然と小さくなる


会社の前に着くと仕事を終えて出てくる人が見えた


私はそこでハルさんの姿を探していた


そこには見当たらなくて


少し待っていた





そこへ


「瑠李・・ちゃん?」




声のした方へ振り向いた


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