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I cannot part with you

第23章 特別な日


瑠李side


灼熱の暑さが続く7月


終業式を迎え夏休みに入った


「・・・・・暑い・・・・・。」


さすがに主婦業も汗だくになるので


一切の家事を終わらせた私は


シャワーで汗を流していた


「ふぅ~。スッキリしたw」


シャワーから上がると携帯が不在着信を知らせていた


確認するとお姉ちゃんからでかけ直した


「もしもし?」


“あ、もしもし、瑠李ちゃん。”


「お姉ちゃん、どうしたの?」


“来週には帰るから、一緒に出かけようね、夏休みでしょ?”


「あ、うん。予定がなければね。」


“デートの予定でも入ってるの?”


「ううん。入ってないよ。」


“そう。前に言ってたパーティーもあるし。二人で気合いれてお洒落しようねw”


「う・・・うん。」


“可愛いあんたを見せるんでしょ?”


「あ・・・うん。」


お姉ちゃんに言われて思い出した


そうだ。ハルさんに可愛いって言われたいから


お洒落しようって決めたんだw


ハルさんが私の特別な人だから


少しでも私がハルさんの特別になれるように


夏休みに入り3日目・・・今日は金曜日


朝出かける前にハルさんが言った


「明日の準備しておけよw因みに俺はもう出来てるw」


「え!?いつの間に??w今日中にやっておきますw」


「あぁ、それといい仕事する奴もなw」


「あ・・わかったw」


「いい仕事する奴って誰の事?」


と、雅人さんが聞いたけど


私もハルさんも


「「・・内緒・・・。」」


と、答えた


「何なんだよ!二人揃って!?」


そうして仕事へ向かうハルさんと雅人さんを見送った


私はリビングでアイロン掛けをしながら


明日の準備と今晩のメニューを考えていた


(明日はBBQするから、お肉はさけたほうがいいよね)


家事を終えた頃、綾ちゃんからメールが来た


“主婦さん。ランチしませんか?w”


私は速攻で、返事を返し駅前に向かった


駅前のカフェでランチをしながらお喋りしていた


「で?どうなの?瑠李。」


「どうって何が?」


「決まってるじゃないw例の人よw」


なぜ、私が好きな人のことを知っている綾ちゃんが


例の人と言うのかというと


いつもの如く早川さんが近くの席にいるからでw

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