第9章 朧月夜の巻―家康中将－＜R18＞

もっと快楽に堕としてあげる―

舞にはこの言葉で十分だった。

こくりと頷き、舞はゆっくりと家康中将のからだをまたいだまま右手の紐を外し、家康中将は外された右手首をいろいろ動かし、麻痺を取る。

その様子をじっと見る舞。

家康中将は言う。

「こっちにおいで。俺にあんたの可愛いところを見せて」

もっと快楽を得たい舞は、素直に家康中将の側に座り、両足を開く。

先程舐めた蜜壺がてらてらとぬめっている。

家康中将は中指を一本、自分で舐めると蜜壺へとゆっくり入れていった。

「あ…はふ…ん」

舞がすぐ反応して喘いで顔を後ろにのけぞらせる。

家康中将はゆっくり指を中へ入れ、内壁をさすり出す。

「は…あ…ああ…ん」

甘い声が響く中、指がくちくちと音を立てて舞の攻め所を探す。

しばらくして、舞がぴくりとからだを震わせるところがあった。

攻め所を、見付けた家康中将は、指をもう一本、増やしてゆっくり中に入れていく。

「あ…ふう…ん」

何かやる度、喘いで悶える姿に、家康中将は完全に主導権を握った事を確信する。