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その歌声は。

第3章 歌声:1 いつもの朝、、なのに


夢を見た。



―にぃに、にぃに

―雫、おいで

小さな私は幸せそうに笑う。

顔の見えない、知らない人に抱かれて。

まだ何も知らない、まっさらな笑みをこぼしていた。
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