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好きになったら負け

第11章 ついに...


拒む暇も与えずに、私の唇は亮介先輩の唇で塞がれていた。


になのきつく引き結んだ唇を、慣れた動作で亮介の舌先がくすぐる。
その刺激に思わず力を緩めると亮介の舌が入ってくる

くちゅりと濡れた音を立てて、亮介の唇が離れていく



「...っん」


1度は離れた唇が額に、頬に、首筋に落とされる。
その唇は徐々に深さを増し首筋にピリッとした痛みを与えた。


『先輩...』


亮「ん?」


『もしかして...だけど、この先をするつもりはないですよね?』


亮「なに?して欲しいの?」

『っ!!!違います!!』

亮「ほんとに?」


『っ!!!...』

先輩が覆いかぶさってきたかと思うと、再び首筋にピリッとした痛みが走った。

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