• テキストサイズ

好きになったら負け

第18章 黒士舘と



栄「何で...」

『ん...ちょっとね...ってそんなことどうでもいいの!!何でそんなことしたの?嬉しくないの?エースに1歩近づいたんだよ!』

栄「嬉しくないって言えば嘘だけど...でも俺はクリス先輩とバッテリーを組みたかった!」
栄「それに...まだあの人に恩返しが出来てない!」

『恩返し...』

『恩返しってさ...先輩達と一緒に甲子園に行くじゃダメなの?』

栄「!!!!!」

『ねっ!?』

栄「ぅん...」


・・・

あーもー!!


『うじうじしてんなっ!!!!!』

バンッ

私は栄純の背中を思いっきり叩いた。

栄「いってぇ!」

『そんなうじうじしてるヒマあったら少しでも練習しといでよ!クリス先輩に恩返しするんでしょ!?エースになるんでしょ!?だったらこんなことしてる暇ないじゃん』

栄「!!!!!」




『私、そんな落ち込んでる栄純好きじゃ無いよ...』








横で栄純がスクッと立ち上がった。

栄「おぅ、やっぱりそうだよな!ありがと、目ぇ覚めたわ」

栄「おーーーーし、そうと決まれば...」





まさか...





栄「走るぞーーーーー!!!!!」

やっぱり!!


まぁいっか...
/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp