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【ハイキュー!!】マイボーイ【R18】

第7章 twinkle


「オメデト」

握りしめた賞状、渡された箱に目を疑いながら今日に思いを馳せていた。
かけられた声にジトリと気だるげに振り返る。
同じようにジトリとした視線が女を射抜いた。

「アリガト」

黙って横に並ぶ男に女は体をほんのりと預けた。
男はぴとりとくっつけられた肩、額に抵抗は見せなかった。

「上出来じゃないの?」

「……私にしては、ね」

丸まった賞状の隙間から見える『第3位』の文字。
諦めてた場所にようやく立てたのだ。

「……試合前、ずっと蛍ちゃんのこと考えてた」

「へぇ。そんなにボクが好きなワケ?」

「さあ?」

「いい加減素直になったら楽なのに」

「蛍ちゃんに言われるなんて思ってもみなかったな」
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