• テキストサイズ

双子の悪戯 Fred and George Weasly

第3章 しるし


フレッドが腰をゆっくり、ゆっくり動かす。

動きにもだいぶ慣れた頃、フレッドの腰の動きが心なしか早くなる。

「はあ、ぁあ、ぃい、はぁっ」

中に何かそそがれる感触…。

フレッドは真っ赤な顔をして息をつく。

「ジョージ…愛してる…」

フレッドはジョージの耳にキスをして、そっと抜いて、後片付けをしながら双子の相棒を見た。

ぐったりしているのを見て申し訳なく思ったが、なんとなく上気した顔がとっても可愛い。

片付け終わってもう一度ベッドに入る。

キスをしたり抱きしめあったりしていると急にドアが開いて、ロンが入ってきた。

慌てて寝たふりをする。

「おい、起きろよ。朝食を食べ損ねちゃうぞ。…えっ」

ロンはそーっと部屋を出ていった。

フレッドが目を開ける。

「面倒なことになったな」

「全くだ、ありゃ、感づいたな」

つい五分前の甘い空気が信じられなかった。

ため息をついて儀礼的にキスをして、ジョージは服を着る。

フレッドに忠告する。

「首に痕ついてるから開いてない服着た方がいいぞ」

フレッドはさっぱりわけのわからないという顔をしていたが、鏡を見て声を上げた。

「お前…」

呆れたようにいう片割れを置いてジョージは先に寝室を出た。ロンに対して言い訳しておかなくては。
/ 22ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp