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Redline【気象系BL】

第5章 甘党〈A×S〉


~A.




翔ちゃんは甘いものがすき。
いわゆる、甘党ってやつ。
今日も仕事が終わった後の楽屋で、チョコレートの
甘い匂いが漂う。
他の人に人一倍気を使う翔ちゃん。お疲れなのか
一つ、二つと次々口の中にチョコレートを放り込んでく。

「翔ちゃん翔ちゃん、いつもより多いね?」
携帯を弄りながら食べてた翔ちゃんに言えば、
きょとんとした表情で、
「そう、?た、食べすぎ?」
と、チョコの箱を仕舞った。
「いつもより疲れたの?大丈夫?」
そう気遣うように聞けば翔ちゃんは笑って大丈夫
だよ、と言った。

「相葉ちゃん、!今日はチーズケーキだよ!」
おーちゃんが駆け寄って来て、お皿をくれる。
「ほんと!?おーちゃん食べ行こ!」
受け取ったお皿の上に次々ケーキをのっけてけば、
それを横でみてた翔ちゃんが、
「雅紀も、食べ過ぎだと思うけどなぁ、」
と、むすっとした表情で呟いた。
「翔さんは毎日食べ過ぎでしょう、?」
それを聞いてたニノがすかさず返す。
「えっ、まじで、?」

「しょーくん気づいたら食ってるもんなぁ」
ニノに続いておーちゃんにも言われた翔ちゃん。
「俺そんなぁ?控えようかな…、」
ウルウルした目でじっとケーキをみながら口を尖らす翔ちゃん。
「いいじゃん!気にしなくても!食べる?」
翔ちゃんの前にロールケーキをだせば、食べる、
と言い口を開ける。
当然のように開いた口にロールケーキをいれれば
翔ちゃんの横にいたニノが

「相葉さん、甘やかしすぎですよ?」
と、じとりと見てきた。
「んはは!真ん丸になっちゃうなぁ、しょーくん!」
ケラケラ笑うおーちゃんに、翔ちゃんは、
口をもぐもぐさせながら、バシバシ叩いてく。
「ん、真ん丸にならないもん!!」





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