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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第12章 ☆Story10☆ 縮まっていく距離


打ち合わせも終わり…


「「「お疲れ様でしたー!」」」



「お疲れ様。みんな、この後は用事とかはあるのか?」



「いえ……特にこれといったことは……」
(三船さん、今頃試合に出ているのかな……だったら、優勝しててほしいなぁ……)



打ち合わせがひと段落したゆりはふと憲吾のことを頭に浮かべた。



「私も、特にありません。この後、何かあるんですか?」



千鶴は首をかしげた。



「あぁ、久しぶりにこうして……家族と会えただろ。
最近のお前たちは忙しくてなかなか家族にも会えていないだろうとと思っててな……
どうだ?この後からみんなで食事会というのは。」



「あ、いいですね!お父さんとお母さんとゆっくりお話ししたいもん……」



愛美は両親に目を向けた。



「あら、私たちもよろしいのですか?」



「もちろんですよ小鳥遊さん……特に ゆり、」



「ぁ、はい?」



「特にお前は、忙しい毎日を送っているだろ?」



「ぇっと……そう、なんですかね……最近は寮にいても「MissYou」のアレンジばっかり考えてますから(苦笑)」
(ほんとのところ言うと、三船さんのことも気になってて仕方ない部分もあるけど……汗)



「今日は仕事のことを忘れて、お父さんと沢山話しなさい。
……お前たちは、まだ家族に甘えていい年頃なんだからな。」



「……。」
(パパ……)



ゆりは太輔に目を向ける。



「……。」
(そういえば、最近パパとは楽しいおしゃべりとかしてないよな……
私がママのことを聞いたせいで微妙な雰囲気にさせちゃったし……)






太輔side



「……。」
(沢山話す、か……ゆりとは、最近重い話しかしてないような気がする……
てか、あの年頃になるとどんな話すればいいんだろ……こういう時母親のあいつがいたらな……汗)



「まだ甘えてていい年頃か……来海ー、まだまだパパに甘えていいんだぞー(笑)」



「えー……やだー!←
結月と凌駕が反抗期だからって私に甘えてこないでよ!」



「……わーんっ!。゚(゚´Д`゚)゚。」←



「あなた!大勢の前で泣かないでください!
みっともない!」




「……(苦笑)」
(ほんと北山先生は懲りないな……汗)




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