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イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第1章 魂の向こう側


独香「…………」

独り。だーれにも見つからない。
風が吹く夜に私は、マンションの屋上にいた。
冬に吹く冷たい夜風は心地よく唯一の癒し。

…でも、その癒しに甘えるのも今日で終わり

独香「……今いくね。」

ギュッと胸元に下げたペンダントを握りしめ
風の赴くままに私は屋上から飛び降りる


独香(…やっと解放される。…でも痛いだろうな。)

恐怖が芽生えるがもう遅い。
ゆっくり目を閉じると突然、落ちる感覚がなくなった

…あぁ。私は死んだのか。
そう思うが不思議とどこも痛くない。ふと自分の手足が目に入る。

独香(怪我…してない。無傷?いやいや、12階建ての屋上からだよ。無傷なわけ…)

あ。と独香は察する。

独香(もしかして、即死して天国か地獄にでもきた?だから傷もなにも…ん…?)

何か煙たい。どういうこと?
辺りを見渡して目を見開く

独香「火事…?!…え、何で?」

キョロキョロと辺りを見渡すと黒い防具のようなものを身につけ眠っている人が目に入る

独香(!! 人が…助けなきゃ。死ぬとこなんて見たくない…)
急いで近づき揺さぶる

独香「ねぇ、起きて…!危ないよ、あなた死んじゃうよ! はやく起きて…!」
必死に揺さぶると、その人は不機嫌そうな顔を私に向けた

???「…何者だ、貴様」
独香「後で言うので、早く逃げましょう。これ、口元から離さないでくださいね」
そういってポッケに入ってたハンカチを渡す
そして手を差し出す

???「………」
男は無言で受け取ると、その手を掴む
そのとき、別の足音がしたのを独香は聞き逃さなかった

独香(誰かきた…ってあれ刀? 本物?こっちに来るってことは…。でも逃げ場は向こうしか…)
???「こっちだ」
男は独香の手を引き、近くの抜け道に入り外へと急ぐ

外へ着くと、煙を吸ったのか咳が止まらなかった
独香「ゲホッ…あの、ありがとうございました」
???「何故貴様が礼を言う。貴様は、どうやら俺の命を救ったようだな」

そんなこと…そう言いかけ振り向いた私の目には

独香「え…ここって…」

"本能寺" という名前が目に入った

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