• テキストサイズ

The Anjel ー殺人鬼と悪魔に魅入られた人ー

第15章 Trial ー裁判ー





グラリ……。
と、唐突に揺れて、
私は一瞬驚く。


ザックがいきなり歩き出したので、
身構えていなかった私は、
大きく揺れてしまった。


一応セバスチャンに、


   "助けろ。"


と、不服そうな視線を送ってみせたものの……、
彼は愉快そうに、クスクスと
ただ微笑っているだけだった……。


私達は、エレベーターの外にへと足を踏み出した。



……B1、か…。
そろそろ、地上に出られるのかな……。


私は、ついに辿り着いた、"B1"のそのフロアに
"希望"とも言えるような、
明るい感情を思い起こさせた。


……このフロアにどのような物があるのかは知らないが、
とにかく、進んで行くしかない。


どんな危険が潜んでいようとも……だ。

慎重に、
だが、確実に……。

進んで行きたいと、私は思う……。



/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp