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The Anjel ー殺人鬼と悪魔に魅入られた人ー

第15章 Trial ー裁判ー





Side of 悠



……あれ。
ここは……____


目を開けた時、
広がっていた光景に…私は見覚えがあった。



「……如月さん。
 何をしていらっしゃるのですか?

 裁判が始まってしまいますよ。」


眼鏡を、高枝切り鋏のような"死神の鎌[デスサイズ]"で
クイッ……と上げる、この死神は……、

ウィリアム・T・スピアーズ

……と、言ったか。


『……あぁ。
 申し訳ない。

 すぐに行きます……。』


……確か、
この時の私は…………。



"裁く"のではなく、"裁かれる"……のだった…………____



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