• テキストサイズ

The Anjel ー殺人鬼と悪魔に魅入られた人ー

第12章 Master and servant ー主従ー





……嗚呼。

……お嬢様が、危険な状態ですね……。
急がなくては……。


私は先を急いだ。




「……ああ。
 アイザック=フォスター様。
 そのようなところに座り込んで、何をなさっているのです……?」

「……あぁ?
 うるせぇな……。

 少し、疲れたんだよ……。」


座り込んで片あぐらをかく彼に声をかけると、
彼は気怠そうにそう答えた。


……嗚呼。
薬の所為ですか……。

全く。
無様ですね……。


「……そうですか。
 では、私は先に参ります。

 では、後ほど……。」


私はレイ様がこちらへ来る気配を感じながら、
そう告げて、その場を後にした……。




/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp