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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第8章 初参戦


「お……お…い…おーい?起きてくれ、兄さん、タキ」

「おいこら、起きろっ!まったく本当よく寝るよねこの二人っ!ほら起きろって!」

んぅ…カラ…チョロの煩い声も聞こえる…帰って来たのかな?

「ん~…毎回毎回うるせぇよチョロちゃん、もうちょっと優しく起こしてくんない?」

『むにゃ…カラとチョロお帰りぃ……ボスゥ…おはよ…』

寝起きでボスと私は気の抜けた返事を返す。
けどまだボスの上から降りたくない~…。

「ほらタキちゃん、おそ松兄さんの上から降りなさい!」

『ん~…もうちょっと~…』

「タキ、部屋へ帰るぞ?起きるんだ」

バターン!!ドアを開ける音が響いた…。

「たっだいマッスルゥッ!!」

「ただいま~♪あれ?タキちゃん、またおそ松兄さんの上で寝てたの?」

「ただいま…それがストレスフリーになるならいいんじゃない?」

元気に帰ってきたジュウシーとトドといち…。

『みんなお帰りなさい…』

「おう♪皆帰ってきたな、タキ起きるぞ」

残念…仕方ない降りるか。

『はーい…ボス』

元のソファに座る…下においた私の武器は消えてない、まだ一時間も経ってないって事ね…。

「兄さん、何か変わった事はなかったか?」

「あ~…昼寝しようとしたらタキが発情したから俺が処理した、それとタキも自分の武器出せる事がわかった、まぁそれぐらいかな」

皆の視線がいっせいに私に集まった…え…こわっ!

「oh … タキ…なんでいつもオレがいない時に発情するんだ?オレが処理したいのにっ!!」

「僕にだってもう一度くらいチャンスくれよっ!!今度はちゃんとイかせる自信あるからね!!」

『えー…?何言ってんの?発情したくてしてるわけじゃないわよ?』

「うわぁ…気っ持ち悪っ!!カラ松兄さんもチョロ松兄さんもそんな事ばっかり考えてんのっ!?てか、反応するとこそっちなのっ!?」

「ひくわ~…」

「アハハーッ!!煩悩丸出しだねっ!!」

私はまだ消えてないガトリングを持ち上げると皆に見せる。

『ねぇ見て見て、これが私の武器よ♪』

「見た目凶悪そうな銃なのに小さくて可愛い、何これ!?」

トド…見た目凶悪って…。

『トド、小さくてもガトリングだもの凶悪そうに見えるのは仕方ないわよ』
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