• テキストサイズ

【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第12章 休日の過ごし方


タキSIDE


私達といちコンビはデリバリー、他の皆はさっぱり和食を食べに行くとかで出掛けて行った。
いち達はたぶんシロと子猫達がいるからってのもあるし、二人共どちらかと言うと仕事以外で外に出るのとあまり人の多い所は苦手みたい…。
私はというと先に逃げるように部屋に帰ってきた。

『はぁ~…ただいまマメ、今ミルクあげるね』

部屋に置いてあるケトルでお湯を沸かして哺乳瓶でマメのミルクを作る、人肌に冷ましてから飲ませると凄い勢いで飲んでる…お腹空いてたんだね、ごめんね…。

『あー…なんだか今日はいつもより倍疲れた…』

今日は先にお風呂入っちゃってもいいよね…。
ミルクを飲み終わったマメを寝床に入れるとお風呂場に行く。
いつでも入れる循環機能が付いてるお風呂ってこういう時便利よね。
バスチェアーに座ってシャワーを浴びる、メチャ気持ちいい…。
はぁ~…それにしても私の身体…どうしちゃったのかな…?発情以外であんなに感じて濡れちゃうとか…調子狂うなぁ…。

『あー…もうっ!カラの馬鹿ぁ…////』

一人ごちて恥ずかしさを消すように全身を洗う。

『はぁ…生き返るってまさにこの事かしら…♪』

湯舟に浮かぶトドアヒル達を指で弾いて遊びながら唄を唄う。

『He loves me,♪ He don’t!♪ He’ll have me,♪
He don’t!♪ He would if he could,♪ But he can’t,♪
So he don’t!♪ (あの人が私を愛してるって そんなこと迷惑よ あの人が私を欲しがってるって そんなことさせないわ やれるものならやってみたら できっこないし させもしないわ )』

はぁ~…この唄の女の子はどんな気持ちなのかしらね…?
ただの強がりかしら…?マザーグースの唄は言葉遊びの唄が多い、解釈は人それぞれ…私は強がりだと思ってる。
だって愛されるのに悪い気はしないもの、ただそれも度が過ぎれば強がりも言いたくなるわよね~…。

『He loves me,♪ He don’t!♪ He’ll have me,♪
He don’t!♪ He would if he could,♪ But he can’t,♪
So he don’t!♪ フフッ♪やっぱり強がりよね~』

「何が強がりなんだ?」
/ 174ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp