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『イケメン戦国』〜生きる〜

第1章  〜プロローグ〜


佐助目線

「もしもし!佐助くん⁉︎」

電話越しに懐かしい声が響く。

「お久しぶりです。何……」

「なおと会わなかった⁉︎」

被せるように聞いてくる緊迫した声。

「どうしたんですか?なおちゃんに何か?」

「なおがいなくなったの!『探さないで』って手紙を置いて……。この頃、元気がなくて、あの頃のようで、気をつけていたのに……」

電話越しにすすり泣く声がする。

「!!とりあえず、そちらに向かいます!」

それだけ伝えて、電話を切った。

「何があったの……なおちゃん」
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