• テキストサイズ

Story〜君の隣で同じ景色を見る〜

第25章 ep25 繋想








ただ触れるのが、躊躇うほどりこは綺麗だった。




綺麗で優しい・・・





けれどその体に受けてきた過去の痛みを、俺は消し去ることはできない。



だけど、だけど りこ・・・





君はひとりじゃないから。


もう、俺がいるから・・・



休んでいいんだよ、ずっとひとりで走ってきたよね


大きなものを背負って。



時が流れていくのと同じで、過去の痛みも流れていけばいい。


どんなに悲しい色に染まった心も


流れて流れて、薄まって・・・



後に残るのは美しい白。



その心で、真っ直ぐ俺を見つめていて欲しい。



そこからまた、はじめればいい・・・・・・ーーー
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp