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【イケメン王宮】氷の魔法にかけられて

第7章 *重なり合う体温*


~ユイside~


「ユイの事、奪ってもいい?」


熱を持った瞳が目の前で揺れる。


「ユイに触れるの、ずっと我慢してた。今すぐキス、したい」


こんな時でも私が答えるのを待ってくれるルイの優しさにきゅっと胸が締め付けられ、これからの淡い期待に心が甘く震える。
私はそのままルイの頬に触れるだけのキスをした。


「……っ」


一瞬ルイが驚いたような顔をした後、再び唇が重なり合った。


「んっ…んんぅ…」


次第に深くなっていくキスに息をするのも苦しくなる。


「っ……はぁ…」


唇が離れたかと思えば、次はルイの手が私のドレスのファスナーを下ろしてコルセット越しに私の腰を撫で回してくる。


「あっ…ルイ…っ…」


久々にルイに触れられて体がピクっと反応してしまう。


「これも…要らないよね」


そう言ってルイは私の腰を持ち上げてコルセットをゆっくり解いていく。


「……っ…」


(恥ずかしいよ…)


ルイに腰を支えられる形になっていた私は解けたコルセットが落ちないようにルイの肩口に顔を埋めた。


「ユイ...誘ってるの…?もうさすがに我慢出来ない」


「ちが…っ…」


咄嗟にルイから離れようとしてベッドの上に倒れ込み、その拍子にルイが掴んでいたコルセットが肌から離れた。

ルイの前に胸を出す形になり、両手で胸を隠しながら顔を逸らすけれど、その手はルイによって掴まれた。


「隠さないで……全部、見たい」


ルイの長い指が腹部を撫でる。
やがてその指は私の右胸を揉みしだきだす。


「あんぅ…ぁん…」


抑えきれない声が乱れた息とともに部屋に響いている。


「ルイ、まっ──


「待てない」


「あああっ!あぁん…!」


待って、と声を遮るようにルイの胸の膨らみを口に含み、勢いよく吸い付いてきた。
腰が震えて体に力が入らない。

それに気付いたルイが力が入らなくなった私の足を優しく持ち上げてベットの上に移してくれる。
そしてルイもベッドの上で服を脱ぎ捨てた。


(ルイって…やっぱり綺麗なんだな…)


白く透き通っていて、でも引き締まったルイの体に目が離せなくなる。


「ユイ、可愛い」


「んっ…」


ルイは優しくキスをしながら両手で私の胸を弄び初めた。


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