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【A3!】長編小説

第8章 寄り道




春組公演があと一週間で始まる

そんな中でも

コレだけは待ってはくれなかった――――


太一「テストッすーーーーー!」

幸「バカ犬うるさい」

太一「だってテストッスよ!?俺っちテストだけはホント無理…!」

コヨミは太一の手を握った

『大丈夫だよ太一くん!昨日もあんなに頑張ったんだもん…!』

太一「コヨミちゃん…!」

昨日の夜、学生組は紬さんと至さんに勉強を教えてもらっていた

『太一くんすっごく頑張ってたもん!きっと大丈夫!』

太一「そうッスよね…!俺っち頑張る!」

『うんっ!』

椋「コヨミちゃん、そろそろ行こう」

『あ、うん!それじゃあいってきまーす!』

いづみ「いってらっしゃーい!」

一成「いてら〜!」

臣「頑張ってこいよー」

中学、高校組は学校だが大学生組は今日はお休み

『あ!真奈!おはよ〜!』

真奈「おはよ」

椋「おはよう、真奈ちゃん」

幸「おはよ」

真奈「おはよ」

椋「真奈ちゃんも余裕そうだね」

真奈「何が?」

椋「今日のテストだよ」

真奈「あー……余裕ではないけど…まぁ平均取れればそれでいいし」

『私たち頑張らないと左京さんから雷落ちちゃうの!』

真奈「へー…」

椋「頑張らなきゃね!」

『うん!』

幸「頑張らなくても点数取れるでしょ、コヨミなら」

『そんなことないよ!このテスト難しいって言うじゃん…!』

真奈「いやぁ、あんたなら大丈夫でしょ」

『真奈まで〜!!』

椋「じゃあお互い頑張ろうね!」

『うん!じゃあまたね〜!』

幸「じゃ」

椋「またね!」

コヨミと真奈は二人に手を振り、自分の学校へと向かった



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