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【A3!】長編小説

第7章 体育祭




『月が……綺麗……』

月明かりで辺りが明るい

今日は綺麗な満月

『(そういえば…こんな満月の日は……お母さんがよく歌を歌ってくれた……)』

月を眺めているコヨミに椋が駆け寄った

椋「コヨミちゃん、大丈夫……」

『〜♪〜♪〜♪〜』

椋「!(この歌は…あの時の…)」


万里「へぇ…あいつ歌上手いんだな」

咲也「すごく綺麗な歌声…!」

椋「(コヨミちゃん……すごく綺麗……)」



三角「コヨミ、可愛いね〜」

一成「確かに〜!歌も上手いし、ゆきマジ天使かも!」

幸「ていうかコヨミ酔っ払ってるんでしょ。大丈夫なの」

一成「あっ!そうだった!」

綴「庭にいたのか…」

咲也「綴くん!」


『ありがとう椋くん…』

椋「え…?」

『私を…誘ってくれて…』

椋「!」


フラッ……


椋「コヨミちゃん!」

倒れるコヨミの体をギリギリで椋が受け止めた

椋「寝てる……」

一成「ゆき!」

綴「大丈夫か!?」

椋「何か…寝ちゃったみたい…です」

幸「この状況で寝るとか…」

咲也「あはは……でも…何か幸せそう」


―――――


『ん……』

目を覚ますとリビングのソファの上

『あれ…』

辺りを見るとみんな雑魚寝していた

至「おはよ」

『あ、おはようございます!』

至「昨日お酒飲んだんだって〜?」

『ジュースと間違えちゃったみたいで…』

至「イケナイ子だね〜」

『わ、わざとじゃないんですよ…!』

至「わかってるってw」

万里「朝からイチャイチャしないでくださいよ」

至「お前起きてたの」

『おはよう、万里くん』

万里「はよ。起きてましたよー」

至「ちっ」

万里「機嫌悪くしないでくださいよw」

丞「はよ」

『あ、おはようございます』

丞「あぁ。昨日は楽しかったか?」

『はい!とっても!』

丞「そうか。よかったな」

丞はコヨミの頭をガシガシ撫でて立ち上がった

至「Sレア写真じゃん」

万里「丞さんもコヨミのこと好きそうだよなー」

『私も丞さん好きですよ!』

至「……俺は?」

『もちろん好きです!』

万里「俺も?」

『うん!』

至・万里「(そういうことじゃないんだよなぁ…)」


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