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愛し愛された者 [NARUTO]

第12章 木ノ葉へ


アカデミー1日目を無事に乗り越え、家に帰る。


隣の部屋からは気配がするため、サスケはもう帰ってきているのだろう。




やっぱりおかしい...


いつものサスケなら必ず放課後に修行をして帰ってくるのに..


3年の間にしなくなった?


いや、原作ではしている描写が結構描かれていたし..


『はぁ..』


「キュ!!」


ため息をついて玄関へ向かおうとするとテーブルの上においていたアズサが怒ったように鳴いた。


『おいていくなって?』


「キュッ!」


『はいはい、』


苦笑しながらもアズサを肩に乗せ、フードを被って隣へ向かった。



















インターホンを鳴らし、しばらくすると、顰めっ面をしたサスケが出てきた。


(『..アカデミーの?』)


「何でお前がここにいるんだ」


(『..隣に引っ越してきたの...お隣さんだったんだね』)


知らなかったという設定で話しかける。


「何しに来た」




...やはり、具合が悪そうだ。


汗をかいているし、息も粗い...




もしかして...









(『ちょっとごめん』)


「!!」


サスケが返事をする前に額に手を当てた。






やっぱり...



熱がある。









(『その状態でアカデミー行ってたの?』)


「...大したことない」


(『結構熱いけど』)


「っ!これくらい平気だ!!離せ...っ!」


そこまで言うと、サスケはフラッと横に倒れそうになった。




『サスケ!!』



慌ててサスケを支える。


顔を覗き込むと気を失っているようでスヤスヤ眠っている。



『はぁ...全く..どうせ相当な無茶したんでしょ?サスケ..』


呟くようにそう言うと、サスケを抱き上げ、ベットに運ぶため勝手にサスケの家に上がり込んだ。







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