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愛し愛された者 [NARUTO]

第10章 暗い月夜


『.....やばっ、』

シスイの所に分身を置いておくのを忘れていた。

急いであの家に戻る。

あれから30分は経過している。

こんなんだからイタチから、姉さんって変なところでぬけてるよな、とか言われるのだ、

ドタバタとシスイのもとへ走って行く。

『...え、』




そこには、


もぬけの殻となっている布団、


その奥にある窓から外を眺めている、


目覚めてほしいと、願っていた...



大切な人...














『シスイ?』



「...ツバキ」


ゆっくりと振り返ったシスイは、混乱したように私の顔を見た。


「どうなってるんだ?俺は...あの時に死んでーーー」


シスイが、言い終わる前に、私は、勢いよく抱きついた。



『シスイ...!シスイ...!』


ボロボロと涙が溢れてくる。


シスイの頬に手を当てる。


『生きてる...ちゃんと...!』


「ツ、ツバキ?」


急に抱きついてきて、ボロボロと涙を流す私を、混乱した表情のまま見つめてくるシスイ、


『...ううっ、..っ、ふ...』


嗚咽を抑えてシスイの胸板にグリグリと額を押し付けて、グッと抱きつく。



「.....そうか、」



そんな私の様子に、何か気づいたらしく、私の背に手を回してくるシスイ、







「俺を...助けてくれたんだな」


























「ありがとう...ツバキ」



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