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1人の姫と4人の王子

第5章 冬「明結が僕の物になる話だよ」明「違う‼︎」


いいもん、別に色気がなくても困らないもん

私は山峰の言葉を無視してお弁当を食べる

お、美味しい〜 特にこの卵焼き甘すぎず味が無いこともなく最高〜❤︎

山「うまいだろ?俺が作った弁当は」

うっ、そうだったこの卵焼きも野菜炒めも全部こいつが作ったんだった………

うーーー悔しいけど美味しい、、、

山「なぁ、今日はお前すぐに家に帰るよな?」

えっ?うん、まあそうだけど、、、

私は口いっぱいにご飯が入っているからこくこくと頷いた

山「じゃあ、今日は家から出るなよ。話があるから家にいとけ」


話?な、何を話すんだ? 怖っ‼︎


そこまで話した山峰は勢いよく立ち上がり屋上から出て行った


ど、どうしよう。今日は帰らないでどっか泊まろうかな、、、

ーーーーーーーーーーーー

キーーンコーーーンカーーーンコーーーン


あっと言う間に放課後になってしまった

あの後私は屋上で授業をサボりました!
また、威土弟に会うのも嫌なので屋上にある小さな建物の影に隠れて自主勉強をしてたのです‼︎

明結「勉強はしないとね、頭が悪くなるのは嫌だし。」



”な「あんたが頭良いのを自慢して顔が良いのを自慢してってしてるからでしょ‼︎」”




明結「っ、、、」

勉強もしない方がいいのかな、、、?

自分が他の人よりも成績が上の方だというのはわかってる、でも、だからって言って私があの時虐められたのと何か関係がある?


明結「別に自慢したかったわけじゃない」


あの時はただ、褒められたかっただけ


冬「何を自慢したくなかったのですか?」


明結「ふにゃーーー‼︎!」

ど、何処から湧いて出てきたんだ⁉︎

私の隣にはいつの間にか威土弟が座っていた

冬「明結さん、午後の授業はどうしてでなかったんですか?」


フイッ!

私は威土弟から顔をそらした

こいつには関わらない方がいい。

か、帰ろう!

サッサと立ち上がり帰ろうとした

冬「何処に行くんですか?」

えっ⁉︎早っ‼︎


気がつくと威土弟は屋上の扉の前に立って私が出られないようにしていた


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